あなたの日常をHappyにするためのヨガ哲学「ニヤマ」とは?
こんにちはnaoです。
今日は前回の「ヤマ」に続き「ニヤマ(勧戒)」。
ヨガをする人が積極的に行いたい5つのことについてお話します。
1.いつも純潔な状態を保つこと
ニヤマの最初の教えは、サウチャ/清浄です。
ここで言う清浄は身の回りだけでなく、メンタル・身体・身の回りの全てをシンプルにスッキリさせることを言います。
サウチャ/清浄と聞いて
・部屋の掃除をイメージする方
・言葉遣いに気を付けよう!と思う方
・自分の体のお手入れをイメージする方
今のあなたがイメージすることはどんなことですか?
あなたがイメージするサウチャの実践を行ってみましょう!
その過程で、いかに自分が満たされているのか・・
ということも自分自身で気づくことができるのです。
・部屋、車の中、身の回りを清浄することで生まれる心の豊かさ。
・ボディケアをいつもより念入りに行うことで生まれる時間のゆとり。
・穏やかで心地の良い自分自身はとても豊かにさせてくれるのです。
2.足るを知る
2つ目の教えは、サントーシャ/知足
物事、与えられた物に満足し、足りているということを知るという教えです。
・自分の能力
・人間関係
・健康
・物質的なもの
これら今あるものに満足をして、感謝し更に前進していくことなのです。
1つ例にあげてお話します。
これは生徒さんが実践して感じられたことです。
「自分が健康な身体に生まれてこれたことに感謝して私生活を見直した」そうです。
~今までの自分~
- 便秘で毎日薬を飲んでいた
- 食生活が偏っていた
- お風呂に入りすぎ&体を毎回ゴシゴシと強く洗っていた
- 毎日蕁麻疹がでていた
~身体に良くない事に気づいて改善した所~
- 薬を飲むのをやめてオイルマッサージをするようにした
- 家でもヨガをするようにした
- お弁当を作り毎日会社に持っていくようにした
- ナチュラルソープを使って泡立てて優しく身体を洗うようにした。
~改善したことによっておきた身体の変化~
- 少しずつ便秘が改善された
- ねじりのアーサナが好きになったことにより今までできなかったアーサナができるようになった
- バランスよく食べるようになったらどか喰いをしなくなった
- 食べ物のお蔭か、洗い方か肌が良い方に変化した
- コンビニにいかなくなり、お金を使わなくなった
「自分を傷つけるのも自分自身、良くするのも自分。
身体の声を無視して心の声を優先しがちだけど自分を大事に感謝しなければいけない。
これからは自分が喜ぶことをしていきたい!」
そう思ったそうです。
彼女の実践した
・感謝することを見つめてみる
・自分の生活を見返してみる
・改善できそうなことを見つけて実践してみる
・どんな変化が起こったのか考えてみる
この過程を通して見えてくるサントーシャの発見を楽しんでください!
もし、感謝することがでてこない時そんな時は1日いくつ「ありがとう」と思える瞬間があるのか?
紙に書いてみてください。
これもまたサントーシャの練習に繋がります!
3.受け入れる強さを持つこと
3つ目の教えは、タパス/苦行です。
人生の最終目標に到達するためにいかなる状況の下でも燃えるように激しく努力をするという教えです。
自分自身を律して自制心を養うため自分だけのルールを決め誰にも言わず意思の力を養うこと。
ただしここで言う苦行は、辛く苦しいことを単に我慢しろ!というのではありません。
辛く苦しい先には、あなたの人生を輝かし熱意や幸せ・喜びがあるのか。
その先の目的を一度イメージしてみましょう!
喜びや自分自身の向上のためのタパスであれば、熱意をもって実践することで深い喜びや幸福を味わえることでしょう。
辛く苦しい時にこそ、客観視する癖をつけ自分自身の内に秘める癖に気づけるチャンスです!
タパスは受け入れる強さと寛大さを育て、それを自分の糧や肥料として力を生み出しあなたに勇気を与えてくれるとても大切な実践です。
4.自分を成長させるために知識や知恵を学ぶ
4つ目の教えは、スヴァディヤーヤ/読誦、自己の教育です。
スヴァディヤーヤとはヨガの経典を学び、マントラを唱え、日々の精神の向上を行うという教えです。
ここで言う自己の教育とは、ただ聞いているだけの学びではない。血液に入り込むように学びそれが生活の一部となること。
知識には始まりがあり、終わりもない。
全ての書物は学ぶためにあり、一定の考えに固執するためにあるものではない。みつばちが色々な花の蜜を摂るように、より深く他を学び深い学びを得ることです。いつの日も学ぶ心を持つ人のエネルギーは輝きを持っています!
歳を重ねても学ぶ心は忘れず、謙虚な気持ちで自己の心情を深めスワディヤーヤの実践を大切にしていきたいですね。
5.人や自然、あらゆるものに感謝し、献身的な気持ちを持つこと
5つ目の教えは、イシュワラプラニダーナ/祈念です。
自分の行動と意思を神に捧げるという教えです。
神に対して祈りのこころを持つことで、常に私たちは1人ではないことということを理解しておくことが大切です。
神への祈りがイメージできない方もいらっしゃると思います。
神というと宗教的なイメージを持つ方もいらっしゃいます。
しかしここでは、朝日が昇り朝になる。太陽が昇り、自然が豊かであったり当たり前にあることに感謝することも神への祈りに繋がるのです。
日常にあるあらゆる当たり前のものに目を光らせ感謝し、献身的に身を奉げることにより自らの心に光を持つことができるのです。
以上の5つが「ニヤマ」の教えとなります。
積極的に実践し、心身の浄化と力を養っていきましょう。